鉄の展示館とは

image001_2015当展示館は、刀匠の町「坂城」として長い間待ち望まれ誕生した施設です。

刀匠の町坂城と言われる由縁は、名誉町民第一号である、故 宮入行平刀匠が昭和三十八年に国の重要無形文化財保持者(日本刀)、いわゆる人間国宝に認定され、そして、現在その宮入一門会と呼ばれる全国で比類なき活躍をしておられる多くの刀匠を育てたことに由来しています。

坂城町は戦国時代の名将、葛尾城主村上義清の活躍した歴史の町です。町内にはこの義清時代頃と思われるたたら製鉄炉が2基確認されています。

人間国宝 故宮入行平刀匠の功績を顕彰するとともに、町の工業発展に大きく寄与した鉄の素材、加工技術の変遷など鉄に思いを馳せて、鉄の展示館を開館いたしました。

坂城町にふさわしい鉄の展示館が誕生したことにより、歴史や伝統への語らい、「ものづくり」の素晴らしさ、美しきものへの新たな技術創造へと、その実現に少しでも貢献していければと考えます。

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